スマイルプリキュア!第1話の感想

なんでHD画質に変えておかなかったんだよーーー

って先週HDDが満杯になったからか。。。ぬうう。
1話をXP画質で録画してしまっていて、ちょっと後悔してました。


ということで、スマイルプリキュア!第1話目の感想です。


一言で言うとウルトラハッピー。30分間楽しめました。
今年のプリキュアは最初から面白い。

ぱっと見では、5(無印のほう)の焼き直しに見えるんです。でも逆にそれが王道をはずさない作りになっていることの裏返しでもありました。

メインの子は桃色の子。転校生キャラというのは、物語の導入には良いです。今年は5人もいるから舞台背景や人物紹介という点でやりやすいですね。こっちも一緒に覚えやすい。

導入部は絵本好きというこの桃色の子が、転校初日の登校から始まって、クラスメイトへの自己紹介を経て、学校を探検して図書室にくるところまで。
そう、図書室ですよ、図書室! わりと個人的ノスタルジーが入りますが、夢と希望と冒険への扉を開く場所としては、思い入れの強い場所です。そこは、たくさんの「物語」が集まった場所です。

2,3話目くらいですぐ分かる伏線だと思いますが、棚の本を一定の操作で動かすことで、何か魔法が働くようになっているみたいですね。ギミックがあってここだけトーンが変わってて、ちょっと面白い。

さて、絵本好きな女の子の物語が図書室からスタートする、もうテーマは明らかですね。なんてストレートな!このへんも5っぽいかもしれないです。

というか、マスコットキャラであるキャンディとの出会いは、空から降ってきた本からキャンディが飛び出しただったじゃないですか。本が何かの媒介になる、そのまんま魔法じゃないですか。

で、本と本をつなぐ魔法っぽいギミックがあって、マスコットキャラと再会したのもつかのま、最初の敵幹部は狼さん。

西洋の物語ではスタンダードな悪役ですね。中世ヨーロッパくらいの時代は、城壁に囲まれた都市の外側は果てしなく森が広がっていて、狼などの動物が危険な存在だった、というのを思い出します。そんな時代背景があるからこそ、身近な悪者として童話などに登場することが多い、とかなんとかかんとか、聞きかじっただけのウンチクを語ってみる。本当かどうかは保証できませんが。


敵の目的は、世界の未来をバッドエンドに染めること。バッドエンドで黒い世界を作ると、人が無力感におちいって、バッドエナジーを出すようになります。それを集めて悪の皇帝ピエーロ様を復活させようとしてます。うろ覚えです。

敵「がんばっても無駄だ、バッドエンドだ」
桃の子「無駄じゃない。がんばったらハッピーになれる」

桃色の子は、未来をハッピーエンドを迎えるためにがんばって努力する、がんばる、あきらめない心がハッピーなんだと、プリキュアに変身!この展開熱かったです。必殺技出すのに気合をためるところも無駄に熱かったです。


今年の敵モンスターは「アカンベェ」。あとになって「べろ出しチョンマ」を連想しましたが、たぶん関係があるかもしれません。著者の斉藤隆介は、「モチモチの木」「半日村」「八郎」など民話をモチーフにした童話を書いた人。

そして変身場面。変身バンクを含め、第一回ということで、アニメーションしまくってるのに、XP画質だとノイズが思いっきり入って画像がブレブレだったのだよなぁ、失敗したわー。

その変身バンクですが、魔女っ子シリーズを彷彿とさせるのは、メルヘンアニメなどを踏襲してるのでしょうか。絵本というのとはちょっと関連が読めませんでした。

でも、初変身のときに、桃の子の動機がきちんと語られるのが良かったです。所信表明というか(前述の台詞の応酬)。しかもAパートのエピソードを例にあげて根拠にしてるあたり説得力ありまくりです。

このへんの戦闘シーン、いままでの桃組の子のちょっと間の抜けたところを受け継ぎながらも、リーダータイプで芯のある何気にできる子の描写で、面白かったです。


それから、全体的には、キャンディがかわいかったのはいうまでもなく。

裏番組とかでマスコットが登場するアニメとかと似ているというかなんというか、キャラクターの絵柄とかが、オーソドックスな女の子向け玩具販促アニメといった感じでした。その点で結構従来と大きく路線変更してるんじゃないかと思ったり。でも、第1話の視聴率がよくなかったのは、このデザインのせいじゃないかなと勝手に思ってみたり。


他、こまかいところでの雑感は、
・「うるっふっふっふっふっふっ」で笑いむせた。
・あとは、黄色の子にやられた人おおそう(他人事のように言ってみるが、もれなく自分もやられている)。
・EDのダンスがCGっぽさが少なくなってて、毎年どんどん技術の向上がみられるのが面白い。
・赤い子はもうちょっと違う地域の関西弁がよかったかな
というところだけど、2話の赤い子回はちょっと期待。


書きはじめて気づくと思ったより長い文章になってしまいました。
おわり。