スイートプリキュアの最終回まで1年間の視聴を通して

スイートプリキュアの最終回までの展開がようやく腑に落ちてきたので、思ったことを書き残します。

調べの館がすごいことになっちゃってから、なんかポカーンと気持ちが取り残された感じになってしまって、駆け足でみちゃったのですよね。

でも、風呂入ってるときに、ぽつぽつと考えていて、「二者間の関係性」というキーワードを思い起こしたら、ぱたぱたとつながってきたのでした。このキーワードって、初代からのテーマのひとつでもありますよね。相互理解とそれまでの誤解という形とかで、様々なエピソードで語られてきたテーマだったかもしれません。

 

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まずは、響と奏のふたりの関係。

昔は仲の良い親友だったけど、入学のときにすれ違ってしまう。険悪な関係(でも!離れがたく何かとちょっかいはかけている!)、つらいですよ実に。放送序盤で仲直りできて良かったわ。ここでもう最終決戦回の下地がある。彼女自身の経験として。

ここはね、仲たがいしている期間は、逆恨みというか、怒りの転嫁というか、そういう心情が、いたずらとかちょっかいを出すとかいった行動となって、相手の奏に対して、間違って伝達している。

ほんとは仲直りしたいのにというのが隠れていて、でもそれを伝えられないで、間違えている。

「間違えて行動してしまう」これを仲直りにいたることで間違えていたことに気づく。そのことを自身の体験として持っている。

そんな響にしてみたら、ノイズをみたときに、どうしようと思うか、カンタンなことで、自分の経験に照らし合わせて、気づくだけなのです。わたしと同じじゃない?ということを。

 

ふたつめ。ハミィとセイレーン(エレン)の関係について。

ハミィは徹頭徹尾「親友ニャ」という態度を貫き通してました。最後にそれがセイレーンに届いた。

これは最終回への理由としてはちょっと弱い。でも、強い動機にはなる。決意とか決心とかを後押ししてくれる。信じることは一番の力、トクベツなパワーなんだ。

 

みっつめ。キュアミューズ(黒)。

序盤から登場しながら、仲間に加わらず、中立の立場をとらざるを得なかった彼女。彼女のその行動には、どうしようもない事情があった。

響は、その解決までの過程に、理解と受け入れることと信じることを実践していなかったか?

キュアミューズ(黄色)を仲間にするためにとったアクションに、根底には動機や思いがちゃんとあれば、おなじようにノイズにも出来るのだよな、ということなんです。

 

さいごには、響と音楽のこと。

最初、親友の奏だけでなく音楽も避けていたんですよね。それは、過去のザセツがあったからでした。ほんとは音楽が大好きなのに、自分をごまかしていたことがあった。

本放送のストーリーのなかで、最終的にはピアニストになりたい、という夢を取り戻すわけですが。それは、奏や周りの人間の応援があったからこそでした。

「親友」というキーワードで、響・奏、ハミィ・セイレーンの対になっていることで、いろいろ展開の対比があったのが印象的です。

 

まとめ。

腑に落ちたというのは、響にとっては、ノイズに自分自身の悪いほうの過去を重ねるような下地がたくさんあった、ということなんですね。

で、響は、仲間に支えられながら乗り越えてきた経験がある。克服した今がある。

自分自身を振り返れば、そこで手を差し伸べるのは、とてもとても自然なことだなぁ、と思うのです。

 

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と、まぁ、スイプリ面白かったなぁと、1年の振り返りをしてみました。

何回も見返しているというわけではないので、うろ覚えだったり忘れていたり間違えて記憶していたりということもあるかもしれませんし、触れていないトピックスも多いです。ハミィのこととか。

でも、私にとっては、こんな物語だったのでした。

 

推敲不足で乱文乱筆すみません。ここまで見てくださってありがとうございました。

 

さぁ、つぎはスマイルスマイル!